第1章 第2章 第3章

第1章 思いがけないおきやくたち


1999.9.23 高橋誠
旧訳内容新訳英語表記
93 [かわいてさっばりした/といってあじもそっけもない]すなあなで[、ねそべって/もなく、すわりこんで]もよし、ごはんも[た/]べられるところです。なにしろ、ホビットのあな[といえば、/なのです。ということは] 93 nor yet a dry, bare, sandy hole with nothing in it to sit down on or to eat: it was a hobbit-hole,
6入口[いりぐち/]のドアは、 6
ドアのまん[/まん]なかに、 in the exact middle
8入口[いりぐち/]のその部屋へやは、 8
13食物[しよくもつ/]ぐら 13
103自分じぶん[畠/畑]はたけ 103 his garden
5お山の[ちか/]くに 5
バギンズ[け/]
7[/何事によらず、]ハギンズ[/家]の[もの/][に何をきいても、なるほどと感心かんしんするような返事へんじがもらえたも/がいいそうなことは、たずねてみるまでもなくわかる]のでした。 7 you could tell what a Baggins would say on any question without bother of asking him.
10それでも[/そのかわりに]、さいごに、すてきなものを手にいれ[たので/ま]す。それ[/がどんなものか]は読んでいけば、わかります。 10 but he gained - well, you will see whether he gained anything in the end.
12ホビットとは、いったい[何/なん]なのでしょう。 11 what is a hobbit?
13人間[にんげん/] 12
15小人[/こびと] 14
112人間[にんげん/]ども 112
4黄色[きいろ/] 4
5茶色[ちゃいろ/] 5
6茶色[ちゃいろ/] 6
[あたま/]
[あたま/]
7茶色[ちゃいろ/] 7
ひとのいい[かお/]つきで、
(ことに[ばんごはんの/]ごちそうを[た/]べたあとはにこにこです。[ばんごはん/ごちそう]は、なるべく[/一日に]二[た/]べます)。 8 (especially after dinner, which they have twice a day when they can get it).
10トック[け/] 10
11トック[け/] 11
12本家[ほんけ/] 12
トック[け/]
13[はっきりいえば/すこしいじわるい人は]ゴブリン小人[/だといいます] 13 the less friendly said a goblin family(*)
14トック[け/] 14
16トック[け/]の方でも[/口をぬぐって]知らんかおを[してとお/]しました。[そのために/それでも]、トック[け/][がおしもおされもしない/はバギンズ家よりもずっと]物持[ものも/]ちのくせに、どうしてもバギンズ[け/]ほどりっぱ[だといわれないでいる/でないといわれてしまう]のでした。 16 the family hushed it up; but the fact remained that the Tooks were not as respectable as the Bagginses, though they were undoubtedly richer.
123お山の下、お山のうしろ、川むこう[と、どこにでもつうじる/の、どこにもないほどすてきな]あな[を作って、そこ/]でふたりともぬまでらしました。 124 that was to be found either under The Hill or over The Hill or across The Water, and there they remained to the end of their days.
5[きまじめで、/分別くさくて]ぜいたくきだったおとうさんに 6 his solid and comfortable father
6トック[け/]
[とび出す時が/きっかけさえ]来たら[出ていくぞ/表にでよう]とち[かまえ/うけ]ているような[ふし/きみょうな性分しようぶん]があったのです。 7 something that only waited for a chance to come out.
8それ[でもやっぱり/が表に]とび出すはずみが来な[かったのですから/いままに]、 9 The chance never arrived,
12[いつも/自分の家]のドアの前で、 13 at his door
14長いものでした)[、/]――あの 15
15お話[し/]した 16
16みなさんは、[二と忘れないほどたまげる/このさきどんな話にもおどろかなくなる]にちがいありません。 17 you would be prepared for any sort of remarkable tale.
135[かお/]つき 133
6ガンダルフは、このあたりのホビットたちがほんの[小さい/]子どもだったむかしに、お山をこえながれをわたって、[どこかへふいといなくなっ/自分の仕事しごとでずっとよそへいってい]たのです[から/]。 3 He had been away over The Hill and across The Water on businesses of his own since they were all small hobbit-boys and hobbit-girls.
11ただの[とし/]より[の小人/] 6 an old man
12その[とし/]よりは
141[いいお天気ですな/よいお日和ひよりを]。 9 Good morning!
5わしにとって[いいお天気/よい日和ひより]だというのかね。わしにはどうでも、[いいお天気でうれしい/よい日和ひよりでけっこう]というのかね。それともおまえさんが、[いいお天気だと思う/よい日和ひよりで気分がいい]というのかね。あるいは、[いいお天気がつづいてもらいたい/よい日和ひよりでいいことがおこりそうだ]というのかね。 12 Do you wish me a good morning, or mean that it is a good morning whether I want it or not; or that you feel good this morning; or that it is a morning to be good on ?
7その上、こうして、おもて[に出てたばこ/でタバコ]を一服いっぷくするには、とてもいい[お天気/日和ひより]じゃありませんか。どうです、[一服いっぷくなさりたければ/パイプをおもちなら]、ここにすわって、[このパイプで/わたしのきざみを]おすいなさい。 15 And a very fine morning for a pipe of tobacco out of doors, into the bargain. If you have a pipe about you, sit down and have a fill of mine!
10[けむりの/] 141
15わたしたちはみんな[/、]ごくじみ[/ヽヽ]でおとなしい[もの/]ばかりで、 6 We are plain quiet folk
17[ところで、ゆっくりして、ごはんをべていきませんか/食事も時間どおりにできやしない]。[だれも/]冒険ぼうけん[にのる者はいませんよ/なんてなんのとくがあるもんですか]。 8 Make you late for dinner! I can't think what anybody sees in them
152それから、[いつも読む本/朝のゆうびん]をとり出すと、 10 Then he took out his morning letters,
[とし/]よりが
4その[とし/]よりは 12
6[いいお天気ですな/では、よいお日和ひよりを]。 14 Good morning!
9なんでそんなに、[いいお天気/日和ひより]だと、やたらにいうのかね[。/?] 17 What a lot of things you do use Good morning for!
わしをおっぱらおうというんじゃな[。/?]わしがいなくならないとまずいというのじゃな[。/?] Now you mean that you want to get rid of me, and that it won't be good till I move off.
13[なるほど、そうじゃろうとも/いやいや、知らんことはない]。おわかいしゅう。[ところで/だいいち]わしは、おまえさんの名をよく知っとるよ。 157 Yes, yes, my dear sir - and I do know your name,
16[いいお天気/よい日和ひより]なんぞとあしらわれるくらい、わしもおいぼれたのか! 16 To think that I should have lived to be good-morninged
161くっついたら[/命令めいれいされるまで]はなれない魔法まほうのダイヤのカフス[ぼたん/ボタン]をくださったのをおぼえていますとも。 161 gave Old Took a pair of magic diamond studs that fastened themselves and never came undone till ordered?
5王女[おうじよ/]さま 3
[ま夏の夜のお/夏至げし]まつり[になると/の前のばんには] 7 on Midsummer's Eve
6キンギョ[そう/] 8
7この[こ/]言葉ことば[/か]らわかるように、 9
8[やあ、たいへんだ/ああ、すごいなあ]、 10 Dear me!
9おとなしい若者わかものたちを、見知らぬ土地へ船出[ふなで/]する[ふね/]につれこんで、青海原あおうなばらへむかわせ、きちがいじみた冒険ぼうけんへとかりたてたのは、ガンダルフでは[なかった/ありません]か。[やれやれ、万事ばんじしずかでおちついていられたのに、あなたがひとたびこのあたりへやってくると、いつも/ほんと、の中はむかしのほうがずっとおもしろか――いやいや、あなたはむかしこのあたりへやってきちゃ、]物事ものごとをめちゃくちゃに[するではありませんか/したもんでした]。[こんなことをいって、失礼しつれいしました/おゆるしください]。でも[、あなたはもう、何かしでかさない方がいいと思いますね。/わたしは、あなたがまだ、仕事しごとをなさっているとは知らなかったもんで……] 11 Not the Gandalf who was responsible for so many quiet lads and lasses going off into the Blue for mad adventures, anything from climbing trees to stowing away aboard the ships that sail to the Other Side? Bless me, life used to be quite inter - I mean, you used to upset things badly in these parts once upon a time. I beg your pardon, but I had no idea you were still in business.(*)
14では、わしが[どこへいけ/なにをやれ]ばいいと、いうのかね? 16 Where else should I be?
171[失礼しつれいですが、/ごめんください、でも]わたしは何ももとめていませんよ。 173 I beg your pardon, I haven't asked for anything!
2いや、もとめているとも。いま二も、おまえさんは、[失礼しつれい/ください]といった[な/ぞ]。 4 Yes, you have! Twice now. My pardon.
わしは、[ほん気で/とにかく]、この冒険ぼうけんにおまえさんをつれだそうと思ってるんじゃ。 In fact I will go so far as to send you to this adventure.
5[いいお天気ですな/では、よいお日和ひよりを]! [それはそうと、おちゃはいかがです?/いつかまた、お茶にでもきてください]――おすきな時に[おいでください/]。あした[ではいけませんか。/にでもいかがです?] 7 Good morning! But please come to tea - any time you like! Why not tomorrow!
10いったい[何/なん]でわたしは、あのひとをお[ちゃ/] 12
14ドアに[ちか/]よって、 16
183もうじきお[ちゃ/]の時間 185
8ドアがあくと同時[どうじ/]に、 10
13ちょうどお[ちゃ/] 15
194ずいぶん[とし/]よりのドワーフ小人が、入口[いりぐち/] 196
5まっ[か/]頭巾ずきんをかぶったその[とし/]よりは、 7
[ちかね/まねかれ]ていたようなようすで、 just as if he had been invited.
7その[とし/]より小人は、 9
8自分[じぶん/]の赤い頭巾ずきん 10
12この分ではお菓子かし種切たねぎれになるかもしれない[、/。]そうなったら、どうしよう。この家の主人しゆじんとして、[/つらくても]おきやくをちゃんともてなす責任せきにんがあ[るというのに、/ります。自分は]お菓子かし[なしでおきやくをむかえ/をたべないでがまんし]なければならないかもしれない。こう思っただけで、ビルボはぞっとしてみぶるいしました。 14 He had a horrible thought that the cakes might run short, and then he - as the host: he knew his duty and stuck to it however painful - he might have to go without.
202[たねい/種入たねい]りの焼菓子やきがし 203 seed-cake
4たくさん[どうぞ/ありますとも]! 5 Lots!
5[地下室ちかしつ/さかぐら] 6 the cellar
6[たねい/種入たねい]りの焼菓子やきがし 7 seed-cake
11黄色[きいろ/]いひげ 12
17一家[いつか/] 211
217りゆうのらんぼう[な/の]こと 8 the depredations of dragons
9[の/]んだか[の/]まないかといううちに 10
15広間[ひろま/]にぺたりとすわりこみ、両手りようて[あたま/] 16
222広間[ひろま/] 223
3ドアの取手とつて[廻/回]まわすが早いか、 4
4口々[くちぐち/] 5
5茶色[ちやいろ/] 6
6それぞれ[/きん]のバンド、ぎんのバンドに、ぶこつな大きな手をさしこんで、ほかの小人の仲間なかま[いりに、がやがやでかけて/にはいりに]いきました。 7 and off they marched with their broad hands stuck in their gold and silver belts to join the others. Already it had almost become a throng.
10[たねい/種入たねい]りの焼菓子やきがし 11
12[ステッキ/つえ]で 13 with a stick
15水曜日[すいようび/] 16
243[敷物しきもの/くつふき]の上に 244 on the mat
6黄色[きいろ/] 7
8[自分じぶんの前に/ビルボの玄関げんかんさきで]ビフールとボフールとボンプール[が出ばって、自分じぶんがひきたたないので/の下じきになってたおれてしまったことに]、くさりきっていました。 9 who was not at all pleased at falling flat on Bilbo's mat with Bifur, Bofur, and Bombur on top of him.
12しかめ[がお/] 13
13[/とりはずしのできる]十三の頭巾ずきんが一れつにかかっているのを 15 the row of thirteen hoods - the best detachable party hoods -
14自分[じぶん/] 16
15[た/]べもの 17
252[ハヤシにく/ほしブドウいり]のパイ 254 mince-pies
4「お菓子かしをもっと。[/」「]ビールを。[/」「]コーヒーを[/どうぞ]。」 6 'And more cakes - and ale - and coffee, if you don't mind,'
口々[くちぐち/]
6[ひやしたひなにく/とりのむしたの] 8
10[かお/]をまっ[か/] 12
13入口[いりぐち/] 15
14ビルボがひとこと何かいう[うち/ま]に、 16 before he could say knife
17[いろり/だんろ]のそばの 262 at the fireside
261[た/]べたい 3
3[かお/]つき 5
[た/]べに[た/]
4一同[いちどう/] 6
8わしら[は、おそくならんと仕事しごとにかかる気がせんのじゃ。ではまず/の用事は、おそくまでかかる。その前に]音楽おんがく[をやろう/じゃ]。さあ[/まず]、かたづけい! 10 We shan't get through the business till late, and we must have some music first. Now to clear up!
14[おねがいですからこわさないでください。/どうぞ、そのまま!] 16 please, don't trouble!
15[うた/] 17
274[きれをひきさけ/テーブルかけをやぶれ]、あぶらを[あげろ/けちらせ]、 275 Cut the cloth and tread on the fat!
6[ベッド/マット]の上に 7 on the bedroom mat
7[それ|、|ドアにびっちゃり]、さけぶっかけろ。 8 Splash the wine on every door!
8にえたつなべに [すすをまぜ/せとものいれ]ろ、 9 Dump the crocks in a boiling bowl;
10[とにもかくにも できあがったら/それでもわれなきゃ、あらったやつを]、
広間[ひろま/]に [どっぷり/ごろごろ] それ、ぶちまけろ。
11 And when you've finished, if any are whole,
Send them down the hall to roll!
13用心[ようじん/]ねがいます、[それ/皿]、わらないでくださいな! 281 So, carefully! carefully with the plates!
281[うた/]文句もんく 3
3一同[いちどう/] 8
5だんろ[だい/] 10
7自分[じぶん/] 12
9頭上[ずじよう/] 13
11自分[じぶん/] 16
14自分[じぶん/]たちの 293
15上着[うわぎ/] 4
広間[ひろま/]から
291ふたりは、自分[じぶん/]たち[ほど/]の大きさ[の/ほど]あるヴィオラを二つと、みどりのきれでつつんであるトーリンのすばらしい金のハープを[ちかえり/ってき]ました。 7 They came back with viols as big as themselves, and with Thorin's harp wrapped in a green cloth.
3音楽[おんがく/]一度[/いち]ど 9
4そして[どこかとおくの、/]すぐその川をこえて、お山の下のこのホビットあなのずっとずっとむこうの、[/どこか遠くの]ふしぎな月にてらされたくらい見知らぬ国に、心がさそいこまれてしまいました。 10 and was swept away into dark lands under strange moons, far over The Water and very far from his hobbit-hole under The Hill.
8一同[いちどう/]は、そのまま音楽[おんがく/] 14
10一同[いちどう/]音楽[おんがく/] 16
11[うた/] 17
12音楽[おんがく/]にあわせて、 301
ふかい地の[/おく]そこ[のおく/]で、 in the deep places of their ancient homes;
13つぎの[うた/] 2
14ドワーフの[うた/] 3
301夜明[よあ/]け前 6
3[つよ/] 8
6山々[やまやま/]の下に口をあけた大広間[おおひろま/]で。 11
7いにしえの王や[妖魔ようま/エルフ]の[ぬし/殿との]のために、 12 For ancient king and elvish lord
-[/ドワーフたちはぎん首飾くびかざり
星の花々をつづり、
かんむりの上にりゆうの火をかかげ、
かがる鉄線てつせんには月光と日光をまぶした。]
312 On silver necklaces they strung
The flowering stars, on crowns they hung
The dragon-fire, in twisted wire
They meshed the light of moon and sun.
13夜明[よあ/]け前 8
314人にも[/エルフ]にもきかれぬ[うた/]がうたわれてきた。 13 Was sung unheard by men or elves.
7火は赤々[あかあか/]と、ほのおをあげてもえ[ひろ/]がり、 323
8木々[きぎ/] 4
10人々[ひとびと/][かお/]青ざめて 6
その火が、とうも家も[/やき]ほろぼした。 Laid low their towers and houses frail.
323月光[げつこう/]の下 12
6夜明[よあ/]け前 331
10トック[け/] 7
11ふか山々[やまやま/] 8
12星々[ほしぼし/] 11
15そして、ぶるると[をふるわせ/ぶるい]ました。 341 He shuddered.
331[ホビトン町/ホビット村]山の下袋小路ふくろこうじ 2 Bag-End, Underhill
3ランプの用意よういをしにいこうとしました。[じつは、そのふりをして/その気持きもち四分よんぶとすれば、あとの六分ろくぶは]さかぐらへもぐりこみ、さかだるのうしろにかくれて、ドワーフたちがぜんぶ出ていってしまうまで出て[こないつもり/きたくない気持きもち]だったのです。 3 He had less than half a mind to fetch the lamp, and more than half a mind to pretend to, and go and hide behind the beer-barrels in the cellar, and not come out again until all the dwarves had gone away.
5音楽[おんがく/][うた/] 5
7ホビットの二つに[わ/ひきさ]かれたむねの中を見通[みとお/]した 7 he guessed both halves of the hobbit's mind
10夜明[よあ/] 10
12[こた/]えて 12
341にもすぐれた[/にも]大胆だいたんなホビット 351 this most excellent and audacious hobbit
3ここでトーリンは言葉ことばをとめて、いきをいれ、またホビットから[おかえしのれいをうけようとし/しかるべき挨拶あいさつがあるのをまち]ました 3 He paused for breath and for a polite remark from the hobbit
4[その返礼へんれいの/]言葉ことば 4 the compliments
5[うご/]かした 5
7夜明よあけ前に 7
9才[智/知]さいちにみちた 9
[い/]きては
14話し[かた/] 14
17[い/]きて[/は][かえ/]れない 17
352テーブル[にぶちあたり/をひっくりかえし]ました。 362 All the dwarves sprang up knocking over the table.
6[長いことかかって/いくらまっても]、みんながビルホ[をどうなだめても、なおりません/からききとったのは、その言葉ことばだけでした]。とうとう一同[いちどう/]はビルボを[/居間いまに]はこんで[居間いまの/]ソファの上にかせ、[ひたいのあたりに/手もとに]おさけを[かけて、そっとして/一ぱい]おくと、 6 that was all they could get out of him for a long time. So they took him and laid him out of the way on the drawing-room sofa with a drink at his elbow,
10いざと[なれば/いう時の]、りゆうのようにすさまじ[くなるぞ/いわい]。 10 fierce as a dragon in a pinch
12このいい[かた/] 12
15みどり[ヵ゛/が]はら 15
16[くび/] 16
[くび/]空中[くうちゆう/]
363ドアに[ちか/]よりました。 373
4[ふーん/フン!] 4 Humph!
あの男が、や[り/れ]ますかな。 Will he do, do you think?
9玄関げんかんの[敷物しきもの/くつふき]の上に 9 on the mat
12[た/]べること 12
13[敷物しきもの/くつふき]の上に 13 on the mat
14自分[じぶん/] 14
15自分[じぶん/] 15
371[そのお言葉ことばがごもっともだというつもりもありませんし/わたしには、あなたがたがいったいなんのお話をしておられるのか]、しのびのもの[についてのご意見いけんも正しいとみとめるつもりも、ありません/とやらもなんのことか、見当がつきかねます]。 381 I don't pretend to understand what you are talking about, or your reference to burglars,
3いい[かた/] 3
7ですが、[どんなかたでも、ちゃんとおきやくとしておむかえしましたぞ/かりに、この家がまちがってなかったとしましょう]。 7 But treat it as the right one.
9大大大[大/]おじ 9 great-great-great-grand-uncle
11なるほど、[わかりました/なるほど]。 11 Yes, yes,
わたしは、あなたのことをいってい[た/る]んです。 I was talking about you.
13よくみかける[求人きゆうじん/求職きゆうしよく]広告こうこくのようなもので 13 the usual one in the trade, or used to be.
15[おな/]じです。 15
16[おし/]えて 16
17この水曜日[すいようび/]にここでお[ちや/]の時間 17
382わしが自分[じぶん/]でつけておいた。 392 I put it there myself.
9こわい[かお/] 9
13自分[じぶん/]自分[じぶん/]のこと 13
このことでは一生いつしようわし[に/を]、ありがたく思うじゃろう([い/]きのびればのことじゃが)。 You may (possibly) all live to thank me yet.
16赤い[傘/笠]かさ 16 a red shade
地図[ちず/]のような[かたち/]
391口々[くちぐち/] 403
2[こた/]えて 4
地図[ちず/] 6
3一目[ひとめ/]見て 8
4大きなりゆうたちが[す/巣]立[/すだ]った 13
6[この/]しるしがなくても、りゆう[を見つけ出すのはわけがないでしょう。/がいることはすぐわかるんじゃありませんか?] 412 but it will be easy enough to find him without that,
8入口[いりぐち/] 5
地図[ちず/]
9ルー[ネ/ン]文字[もじ/] 6 rune, runes
入口[いりぐち/]
10地下広間[ちかひろま/] 7
[四〇ページ/右]の地図[ちず/]
11ルー[ネ/ン]文字[もじ/] 8 runes
13長生[ながい/] 10
15かもしれ[ない/ぬ]。だが、やつは、[今まで/こ]の長い年月としつき、そこを使つかっ[たことがないの/てはいないはず]じゃ。 12 He may-but he can't have used it for years and years.
17入口[いりぐち/] 14
ルー[ネ/ン]文字[もじ/][しる/]してある。スマウグ[に/は]、そんな大きさの[/あな]にはいれっこない。 say the runes, but Smaug could not creep into a hole that size,
4017自分[じぶん/]部屋[へや/] 422
414入口[いりぐち/] 3
6 6
7この地図[ちず/][しる/]して 7
入口[いりぐち/]
11この地図[ちず/] 11
14[こた/]えて 14
[くび/]
16長いあいだまよってきたもの[だ/じゃ]。 16
17用心[ようじん/]ぶかく 17
422いや[そのまえも/]、[たいへんじゃ。/]東への道を知っているわしの見つもりでは、[長くかかるぞ/そのずっとまえから、たいへんじゃ]。 432 A long time before that, if I know anything about the roads East
4すると、かつての谷間[たにま/]の[/町の]あとに出る。[この/あの]山[々/][やまやま/]の[かげにはさまる/]谷あいに、むかしは町があった[ところ/ん]じゃ。じつは、わしらのうちのだれひとりとして、山の表門おもてもんから[いこうと考え/めようとす]るものがない。 4 and so to the ruins of Dale the old town in the valley there, under the shadow of the Mountain. But we none of us liked the idea of the Front Gate.
7この表門おもてもん[をくぐってそとへ走り出/から流れ出てい]る。 6 The river runs right out of it
10とおい国々[くにぐに/] 10
12[たてが/たては]赤んぼのゆりかご 12 shields as cradles
13だからこそ、わしはしのび[のものに目をつけ/こみを考え]たのじゃ。[その上/]ことに、秘密ひみつ入口[いりぐち/]のこと 13 That is why I settled on burglary--specially when I remembered the existence of a Side-door.
432トック[け/] 442
5地図[ちず/] 5
5[うた/] 6
12[い/]きて[かえ/]れるのか 13
14財産ざいさん仕事道具しごとどうぐをとりまとめて、[あ/こ]の地図[ちず/]にある山にやってきたのじゃ。 16 and came back with all their wealth and their tools to this Mountain on the map.
15たくさんの広間[ひろま/] 17
17天下[てんか/] 452
441人間[にんげん/]たちから、[高/深]い尊敬そんけいをうけておった。 3 and treated with great reverence by the mortal men,
人間[にんげん/]たちは、
2谷間[たにま/] 4
3人間[にんげん/]たち 5
谷間[たにま/]の町
4[おや/]たち 6
5弟子でし[い/入]り 7
[た/]べもの 8
10広間[ひろま/] 12
谷間[たにま/]の町
見て[たの/]し[む/い]名所[めいしよ/] 13 the wonder of the North
13エルフ[小人/たち] 15 elves
[い/]きている
15けれども、じっさいのところ、りゆうには、よい細工さいくわる細工さいく区別くべつはつか[ず、いつもかわる/ぬくせに、]取引値段とりひきねだん[/の動き]は、ちゃんと心得こころえておる。 14 Indeed they hardly know a good bit or work from a bad, though they usually have a good notion of the current market value;
16自分[じぶん/] 461
17北の国々[くにぐに/] 2
452[あく/あく]どくなった 4
3[つよ/]くてわる長虫[ながむし/] 5
5ドワーフたちのなかには、その時たまたま[外に出ている/よそにいっていた]ものもあり、 7 Some of the dwarves who happened to be outside
9谷間[たにま/]の町 11
12谷間[たにま/] 14
谷間[たにま/]の町
14地下[ちか/] 16
15広間[ひろま/][みち/] 17
17やり[かた/] 472
地下[ちか/]
462谷間[たにま/]の町 4
人々[ひとびと/]
[く/]った
谷間[たにま/] 5
3人々[ひとびと/]
谷間[たにま/]
4山に[ちか/]いあたり 6
[い/]きて
8[かお/]つき 10
11[ていてつかじ/蹄鉄鍛冶屋ていてつかじや] 13
石炭掘せきたん[ぼ/ほ]
13[くび/] 15
17地図[ちず/] 482
471地図[ちず/] 3
6先週せんしゆう[水曜日すいようび/の木曜日] 8 last Thursday
9地図[ちず/] 11
11地図[ちず/] 13
12[おし/]えられなかった 14
14地図[ちず/] 16
15[おな/]じように 17
17すると、魔法使まほうつかいは、[せつなげに、/しぶりながら]ゆっくりと、こういいました。 492 said the wizard slowly and grimly,
481地図[ちず/] 3
地図[ちず/] 4
3山の[ちか/]くにも 5
8[なんでもな/そんなことはどうでもよ]い。わしは、[いつものように冒険ぼうけんを見つけ/あることをせんさくし]ておった。 10 Never you mind. I was finding things out, as usual;
10地図[ちず/] 12
491一同[いちどう/] 503
2[こた/]えました 4
3一同[いちどう/] 5
5[かくれた入口いりぐち/秘密ひみつのわき戸] 7 the Side-door
入口[いりぐち/]の[かい/かい]だん
10自分[じぶん/] 12
11[それが/階段かいだんにすわることはもとより]、入口[いりぐち/]から[なかに/]はい[ることも考えず、かいだんにぶっつわりこんでいるのが、仕事しごとかね?/っていくのも、あんたの仕事しごとじゃぞ。] 13 And isn't sitting on the doorstep your job, not to speak or getting inside the door?
17自分[じぶん/] 512
502 そんなばかばかしいことはぜったいに[し/す]まいというのでした。 4
トックらしいところは、[あとかたもなく/]え[うせ/はじめ]、あすの朝どこかへたびに出かけるなどというつもりは、[いまはまったくありませんで/どうやらあやしくなってきていま]した。 The Tookishness was wearing off, and he was not now quite so sure that he was going on any journey in the morning.
5[うた/] 7
8夜明[よあ/]け前に 10
10歌声[うたごえ/] 12
歌声[うたごえ/]
11夜明[よあ/] 13

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